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□■□■□ 【七緒のスチャラカ★介護日記】
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□■□■□──────────────── 2003.05.20 ── Vol.0047 ──

       左半身マヒとなった父ヨシオ。母ヤスコと長女・七緒が自宅での
       介護を決意した!お気楽3人家族の、手探り介護マガジンです。
──CONTENTS──────────────────────────────
       ●スチャラカ日記 『入院中の家族の食事』
       ●おすすめメルマガ
       ●今日の母ヤスコ
       ●編集後記
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□■□…… スチャラカ日記 『入院中の家族の食事』 5月15日 …□■□

 誰かが入院すると、それを看護する誰かの食事が、思いがけず大変なのだ。 

 先日、知人・Bさんのご主人が入院された。おふたりは年輩の仲の良いご夫婦。
 そのBさんいわく、
 「病院に親戚が手伝いに来て、お赤飯を山ほど買ってきてくれたのよ。家で食
べなさいって。食欲なんか無いけど、勿体ないから、わざわざふかしてみたら、
これが不味いこと!手間掛けて、なんでこんな不味いの食べなきゃいけないん
だって、段々腹が立って来たわよ」

 それを聞いていて、そう言えば…と、思い出す。うちも父ヨシオの入院中は、
食生活が本当に悲惨だったよな〜。

 家族がひとり入院しただけで、もう昨日までの平穏な生活には戻れない。
問答無用な病院中心の生活。仕事も学校もなにもかも、突発事項に押しつぶされ
てしまうのだ。

 突然の病に驚き、怒り、一刻も早く良くなって!と祈る。集中治療室に入り、
必死で闘う父ヨシオと、それを見守る家族たち。息詰まる運命の荒波の中で、
一段と結束をみせるヨシオファミリー!

 しかし、そんな緊迫した時でも、ちゃんとお腹は空くから、人間って不思議。

 いやいや、実際、呑気にご飯なんか食べる気分ではない。でも、集中治療室で
は、ずっと傍にいるわけにもいかないし、なんとか一命は取り留めましたから…
と言われれば、精神的にも肉体的にもちょっとは余裕も出てくる。

 仕事を放っぽり出して、集まって来た家族たちには、働き盛り喰い盛りの青年
もいれば、小さな子供がいる場合もある。じゃあ、色々と今後のことも話し合い
たいし、皆でご飯でも食べに行こうか…と、なるのであった。
 
 大人数で、病院の近くで、車が停められて…となると、手っ取り早くファミレ
スなどに決まり、食欲が無いはずが、なぜかデザートまで食べている。
 気丈に振る舞う母ヤスコを元気付けようと、必要以上にハイテンションになっ
てしまい、昼間から大騒ぎしている、よくわからない団体と化してしまった。

 その後の父ヨシオ入院中、私と母の食生活はすさむ一方。
 基本的に、毎日どちらか・もしくはふたりで病院へ行く。洗濯物や身の回りの
物を持参、医師との面談、書類の提出…と、用事は尽きない。 
 もちろんベッドの父を励まし、話相手にもなる。同室の患者さんやご家族と話
したり、お見舞いに来てくれた知り合いの相手をしたり。

 そうこうする内、すっかり疲れて、家で自分達の食事を作る気力など、無く
なってしまうのだ。もともとお料理大好きな私達ではないし、ふたり分だけをこ
れから作るなんて、面倒以外の何者でもないぞ!

 病院のマイナスパワーに英気を吸い取られ、家路に向かう。途中で手軽なレス
トランなどに寄れれば良い方。コンビニやスーパーで、売れ残ったようなおにぎ
りやパンを買ったり、営業時間ギリギリに滑り込んだつもりが、亭主に睨まれス
ゴスゴ店を出たラーメン屋もあった。おお、自分で書いてて悲しくなってきた!

 それでも「なんだか食欲無いから、食べなくてもいいや」とは思わないのが、
七緒さんの良いところ。母ヤスコは、ひとりきりならきっと何も食べないだろう。
そんなことじゃ、これからずっと続く介護生活は乗り切れないぞ!!と、心を鬼
にして、泣きながら父ヨシオの為に、食べる母娘であった。(←ちょっとオー
バー)
 
 しかしまあどういう訳か、同じ物を食べても、母ヤスコはスルスルと痩せてい
き、私は食べた分がきちんと体重に正比例。やはり愛の差、なのか?

 最近、久しぶりに会う親戚や知人は、必ず言う。
「あらあヤスコさん、少し痩せたんじゃない?」
「ほんの少しね。でも、時間掛けてダイエットしたのよ」
「丁度良くなったんじゃない?羨ましいわ〜」
 
 そして、おもむろに私を見る。
「七緒ちゃんは……、元気そうね!介護は体力勝負なんでしょ?まだまだがんば
れるわね!」

 それがうら若き乙女に言う言葉かよ!?
 しかし、仰る通りです。恵まれた体格とあり余る体力で、がんばりま〜す!
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ポートに拍手!理学療法士さんのプロの目から見たリハビリ効果など、読みどこ
ろが満載です。これなら父ヨシオも、ひとりでモンゴルくらいは行けるんじゃな
いか…と、本気で思えてきます。 読んでみて損はないですよ!
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■□■…………………………… 今日の母ヤスコ …………………………■□■
 
 父がデイサービスに出かける朝、自分も急用ができ、出かける支度に追われる
母ヤスコ。 
「今日寒いから、フリースもう1枚着せた方がいいんじゃない?」と、私。
「ああ、そうね。そこにあるから。着替えのシャツも半袖なのよね〜。でも、あ、
いいか。大丈夫、きっと」
「は?何が大丈夫なの?ダメでしょ、きっと」
「うん、ああ、そうね。でも、ほら、アレだから」
「はあ〜?なにがアレなの?」母は慌てていて、訳がわからないので、勝手に父
の長袖シャツを探し、着替えのバッグに詰め込む。

「まったくさ〜、お母さん、心ないよねえ」「なによお、あるわよ」
「ないじゃん。お父さんは超寒がりなのに」「だって、ほら、長袖シャツが二階
だったから、あんたに頼んだら悪いと思って」「悪いと思うのは、お父さんに対
してでしょ!ほんっとに心ないよ〜!」意味不明な今朝の母ヤスコであった。
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■□■…………………………… 編 集 後 記 …………………………■□■

 次回は、父ヨシオ待望の旅行のため、発行を6月10日(火)とさせていただ
きます。申し訳ありませんが、よろしくご了承くださいませ。
 その旅行とは、両親と、父のきょうだいとその連れ合い・計7人のジジババを、
私が率いて行くはめに。近場だけど、話をまとめてホテルに申し込むまでに、
もう疲れたよ〜。ひと癖もふた癖もある面々だから、きっと沢山のネタを提供し
てくれることでしょう!乞うご期待!!

●今日の格言 『しかも8人中6人までが、仕切りたがり。オーマイガッ!』
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