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□■□■□ 【七緒のスチャラカ★介護日記】
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□■□■□──────────────── 2003.03.04 ── Vol.0042 ──

       左半身マヒとなった父ヨシオ。母ヤスコと長女・七緒が自宅での
       介護を決意した!お気楽3人家族の、手探り介護マガジンです。
──CONTENTS──────────────────────────────
       ●スチャラカ日記 『父が風邪を引くと』
       ●今日の母ヤスコ
       ●編集後記
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□■□……… スチャラカ日記 『父が風邪を引くと』 3月3日 ……□■□

 春一番が吹く頃になって、父ヨシオが風邪を引いた。
 インフルエンザが猛威を振るったこの冬、一回も風邪を引いてないのが自慢
だったのに。

 そう言えば、前夜から怪しかったんだ。
 その夜の当番は、母ヤスコ。夜中に父が目を覚まし、何かの用事がある時、ブ
ザーで知らせることになっている。その時、飛び起きて行ってお世話をするのだ
が、母と私が一日交代で務めるのだ。
 
 私は仕事で遅くまで起きていた。夜中の2時前だったろうか。
 母が起き出して、父の部屋を見に行った様子。それもガタガタと、何度も自分
の寝室と往復しているらしく、時々なにごとか文句を言っているようだ。私は手
が離せなかったので、そのまま放っておいたら、その内に寝静まったようだった。

 翌朝起きていくと、母は冷凍庫から氷枕を引っ張り出している。
 「どうしたの?」
 「お父さん、熱があるのよ。38度。デイサービスはお休みだわ」
 「あら、大変。そう言えば、昨日の夜、なんだかガタガタしてたじゃん」
 「そうなのよ〜。やっぱり、あの時、もう具合が悪かったのね」

 母の話によると、夜中、父に呼ばれて様子を見に行くと、布団がめちゃくちゃ
になって、よく掛かっていなかったらしい。父は夜中、ベッドサイドで安楽尿器
を使っておしっこをした後、自分で布団が掛けられなくて、こうなってしまうの
だ。あらあら、と母が布団を直す。寒がりなので、厚い毛布を2枚と、すごいボ
リュームの羽毛布団を掛けていて、それを掛け直すのも一苦労。

 その間おとなしく、ベッドの上で真っ直ぐになっていた父ヨシオ。
 母が布団をキレイに掛け終わった途端に言う。
 「おしっこ、まだなんだ。」

 「どうしてそれを先に言わないの!?」母ヤスコ、マジギレ。
そりゃそうだ。熟睡中に叩き起こされて、こんな大ボケかまされた日にゃ、怒る
のも当然だよ。
 仕方なく父を起こして「じゃあ、向こうで待ってるから、おしっこ終わったら
呼んでね」と、一端自分の寝室に引き上げる。廊下で待っているのも、寒いし。

 ところが今度は、いつまで経ってもブザーが鳴らない。「どうしたの?」と声
を掛けると、父はぼんやりベッドに座っている。
「おしっこは終わったの?」「まだ」「もう!何やってるのよ〜??」

 そんなこんなで、カッカして、今度は母ヤスコが眠れなくなるのだった。

 父ヨシオが風邪を引いたり、熱を出したりすると、大抵こんな感じになるのだ。
きっと熱で頭がぼんやりしてしまうんだろう。(一応、父の名誉の為に言ってお
くけど、普段の父は、ここまで大ボケではありませんよ〜)

 私も夜、微熱がある時などは、結構辛いからよくわかる。すごい熱なら、ガ
ーッと眠れるので、問題無い。少しの熱だとなんだか寝苦しくて、眠いのに眠れ
なくて、熱いような寒いような、もうにっちもさっちも行かない感じ。
 私の場合は、ひとりで苦しんでれば、その内に朝になるけど、父の場合はそう
は行かない。目が覚めればブザーを鳴らし、その度に、『お父さんの夜番』に当
たった誰かが、犠牲になる。

 そのくせ、昼間は意外と元気な父。
 午前中は市販薬を飲ませて寝かせておき、お昼前に熱を計る。メガネを掛けて
いない母ヤスコが、体温計を見ている。
 「36度5分。もう大丈夫ね」
 怪しい…。私が体温計を奪い取って見ると、35度2分を指していた。
 「ははは!どこが36度だよ〜。ちゃんと計れてないよ〜」
 「あらそう?きっともう大丈夫!!もう起きて!」…何を根拠に?母よ。

 いつもより食欲は落ちているようだが、それでも充分な量は食べる。
午後はずっと暖かい部屋でビデオ鑑賞。大好きなおやつはバクバク食べる。
 「もう熱も無いみたいだし、それだけ食べられれば大丈夫だね」
 「そうねえ。でも、問題は夜なのよねえ」

 結局、夕食後の午後7時過ぎには、もう眠くて目が開かなくなり、ベッドに入
る父ヨシオ。
 「今日の当番は、私だからね」
 「そう、七緒ちゃんなの?ごめんね。なるべく起こさないようにするからね」

 そう素直に言われちゃ、こっちも困っちゃうな。
お父さんも、イタズラで起こしてる訳じゃないし、具合が悪いときはしょうがな
いよね。まあ今回は、熱もそれ程じゃ無くて、病院に行かなくても大丈夫みたい
だし、咳も頭痛も治ったみたい。その程度で済んで良かったと、思わなくちゃね。 
 
 今は午前0時半。さてさて、今夜は何回起こされるか?それとももう、すっき
り風邪は治って、熟睡してくれるのか?どうなることやら…。
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■□■…………………………… 今日の母ヤスコ …………………………■□■
 
 その朝、母ヤスコの顔がツヤツヤしていた。
「なんか今日、お肌がいい感じだね?」「そう?夕べ、パックしたのよ〜」 
学生時代の旧友(女性だけど)に会うので、張り切ってお肌のお手入れをしたら
しい。その甲斐あって「皺が全然無いわね〜って、言われたわ!」と、喜んで
帰ってきた。全然っつーのは言い過ぎだと思うけど。でも、確かにお高い化粧品
は、きちんとそれなりの結果を出してくれるよね。その内、エステに行きたいと
か言い出しかねない母ヤスコであった。
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■□■…………………………… 編 集 後 記 …………………………■□■

 先日、父母にとって3人目の孫の、初節句にお呼ばれ。お雛様と8ヶ月の赤
ちゃんを囲んで、弟夫婦・2組のお祖父ちゃんお祖母ちゃん・オマケの私で、和
やかムード。ふと「私もこんな風に、お祝いしてもらったのかね?」と聞くと、
「当たり前でしょ!!あんたは長女だし、うんと大切にしたわよ!」と怒られま
した。はいはい、ありがとうございます。感謝してます〜。

●今日の格言 『あ、まだお雛様仕舞ってない!もう手遅れだから、いいか?』
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