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□■□■□ 【七緒のスチャラカ★介護日記】
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□■□■□──────────────── 2002.08.27 ── Vol.0029 ──

       左半身マヒとなった父ヨシオ。母ヤスコと長女・七緒が自宅での
       介護を決意した!お気楽3人家族の、手探り介護マガジンです。
──CONTENTS──────────────────────────────
       ●スチャラカ日記 『スケベな父に娘は…』
       ●今日の母ヤスコ
       ●編集後記
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■□■…… スチャラカ日記 『スケベな父に娘は…』 8月26日 …■□■

 父ヨシオは、病気をしてから急に、スケベになったようだ。

 まあ、64歳といえどれっきとした男なので、多少スケベなのは当たり前で
しょう。困るのは、スケベっぷりを娘の前で発揮することなのだ。

 お風呂に入る時には、母ヤスコに「そんなTシャツ脱いで、一緒に入ろうよ
〜」と迫っては、「バカなこと言ってんじゃないの!」と怒られる。
 車の中で隣に座る母に、ちょっかいを出しては「何触ってんのよ!?やめて
よ!」と叱られる。

 父は「自分の奥さんに触って、なにが悪い!?」と開き直り、母は母で「いく
ら奥さんだって、嫌がってるんだから、立派なセクハラよ!」とやり返す。
犬も喰わないラブラブ喧嘩なので、傍で聞いている私の方が、馬鹿馬鹿しい。
 別に母が潔癖症な訳でもなく、二人きりの時はきっと仲良くしてるんだろうと
思う。ただ、父が場面をわきまえずに、おかしな事をするから怒られるのだ。

 そうかと思えば、過去の恋愛話を始める。「俺はヤスコさん一筋だった」と
言っていたのに、母以外のオネエサン達とのあれこれを、語るようになった。
 それも、1〜2度通った駅前のスナックのオネエサンとか、18歳の頃思いを
寄せていた事務員さんとか、そのレベルの他愛もない話なのだけど。
 それでも、母にすれば面白くはないし、病気をしてから急にその手の話をする
ようになったのが、不思議。

 わたくし思いまするに、父は身体の自由は利かないが、やっぱり男なので、つ
いついスケベな事を考える。そして思いのはけ口がないので、母に甘えたり、過
去の思い出に浸ってしまう。そんなところかしらねえ?
 まあ、かく言う私も、花も恥じらう乙女って訳でもないので、父のその程度の
スケベは、笑い飛ばせるんだけどね。

 しかし、最近ちょっと腹が立つ事件があった。

 いつものようにリハビリ病院で、ストレッチや歩行訓練をしていた。うちはも
う古株なので、ほとんどの患者さんは顔見知りのようなもの。ふと私の視界に、
何か違和感のある・そして不快なイメージが飛び込んできた。
 
 その正体は、見慣れぬ母娘。新しく入院されたのか、先生にリハビリをしても
らっているお母さんと、それに付き添う娘さんらしき30代半ばくらいの女性。
その女性が、身体にぴったりしたノースリーブのカットソーに、膝が見えるくら
いの丈のタイトスカート。ナマ脚にヒールの高いミュールを引っかけている。
 胸元は深いVネックだし、腕も脚もむき出しで生々しい。街で見ればなんのこ
とない、普通に思える服装だが、皆が運動着のリハビリ室では、異様だ。

 「何あれ?病院なのに、リハビリ室なのに、ちょっと非常識じゃん!」
 私はかなりムカついた。別に言葉には出さなかったが、母も同じ事を感じたら
しい。父の車椅子を停めていた場所から、彼女の姿態がよく見える。かがみ込め
ば胸が見えそう、しゃがみ込めばスカートの奥が危険。

 あ〜あ。困ったもんだよなあ。場所をわきまえろっつーの。

 気を取り直し、一休みしていた父に「さ、もう1周歩こうか」と声を掛けるが、
動こうとしない。「ほら、もう充分休んだでしょ?」まだ座っている。
「もう、お父さんてば!!」苛立って声を荒げると、
「うるさいな!せっかく綺麗な脚を見てるのに〜!」逆ギレの父ヨシオ。

 「どこ見てんのよ!このスケベオヤジ!!」

 も〜呆れた。病院での非常識なお色気に、同性として私たちが腹を立てている
のに、父ヨシオがすっかり骨抜きにされているとは。まったく男ってのはしょう
がない生き物だぜ!

 帰りの車の中では、彼女の話で持ちきりだ。
「病院なんだからさ、ちょっとは考えて欲しいよね」「お父さんもお父さんよ」
「だって、せっかく綺麗な脚だったからさ」なんだ、せっかくって?
「でもさ、見慣れない顔だったし、病院やリハビリにまだ慣れてないのかも」
「そうね、あれじゃ動きにくいって、わかったかもね」

 しかし、彼女はわかってないらしい。その後何回か見かけたが、やっぱりフェ
ロモン全開の服装で、ナマ脚を見せつけている。なんらかの事情で、そういう服
装をしなくてはいけない状況なのかな。でも、私なら着替えを用意して、トイレ
で着替えるくらいは、気を遣うぞ。

 「きっとさ、ご自慢の脚だから、見せたいんだよ」
ひがみ半分で、そう思うことにした。

 同性としてはムカつくが、異性は父ヨシオのように、喜んでいるのかも。
夢もチボーもないお年寄り達に、ひとときの幸せを与えてくれているのだろう
か?それとも、奥さん方の厳しい眼差しに気付かない、ただの鈍感さんなのか?

いっそのこと、それとなく彼女に注意してみるか。
しかしそれは、男性陣のスケベな夢を砕くのか。難しい問題である。
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■□■…………………………… 今日の母ヤスコ …………………………■□■

 うちは、テレビと言えば公共放送。民放はほとんど見ない。そしてニュース番
組をよく見るので、某NHKのアナウンサーを妙に詳しい。
先日、お盆休み明けの、お気に入りの男性アナが登場。「あら〜、典夫さん、久
しぶり〜!」テレビに向かって手を振る母ヤスコ。怒る父ヨシオ。
「なんだこの野郎!なにが『こんばんは』だ!」テレビに怒鳴ってどうする。
やめときゃいいのに、面白がってわざとヤキモチ焼かすんだよね、母は。
 ちなみに、七緒のお気に入りは、タレ眉がなごみ系な内多アナです。
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■□■…………………………… 編 集 後 記 …………………………■□■

 1週間延期で、申し訳ありませんでした。お詫びの気持ちで、今回はとってお
きのネタを書いてみました。父のスケベって言っても、こんなモンですがね。
 ホームページは、先日クラッシュしてしまいまして、ただ今閲覧できません。
ご迷惑をお掛けしますが、復旧作業していますので、今しばらくお待ちを。
 暑い暑いと言いながら、いつの間にか虫の音が…。夏の間に行けなかったので、
秋の海へドライブでも行こうかな。ちょっぴりおセンチな気分で。うふっ。
 
●今日の格言 『食欲の秋の前に、まずはダイエットしとこうか?』
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