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□■□■□ 【七緒のスチャラカ★介護日記】
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□■□■□──────────────── 2002.04.09 ── Vol.0020 ──

       左半身マヒとなった父ヨシオ。母ヤスコと長女・七緒が自宅での
       介護を決意した!お気楽3人家族の、手探り介護マガジンです。
──CONTENTS──────────────────────────────
       ●スチャラカ日記 『ケアマネ探しの旅』
       ●今日の母ヤスコ
       ●編集後記
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■□■……… スチャラカ日記 『ケアマネ探しの旅』 4月9日 ……■□■

 父ヨシオが脳梗塞で倒れ、はじめに運ばれたF市医療センターから、S総合病
院に転院して間もない頃、病院専属ソーシャルワーカーのMさんを紹介された。
彼女はまだ若く優しい雰囲気だったが、仕事はてきぱきとしていて、随分力にな
ってもらった。バカヤローなS医師の減点分は、彼女と親身な看護士さん達が埋
めてくれたと言っても過言ではない。

 父の経過から言って、左上下肢マヒは避けられないであろうことから、身体障
害者認定と、要介護認定を受けられるよう、申請したほうがよいとMさんに勧め
られた。特に要介護認定は、自宅介護をする場合には、不可欠なものだ。

 介護保険制度が始まったのは、折しも父ヨシオが倒れる直前の4月から。名前
だけは知ってはいたが、まさか自分の家族がさっそくお世話になるとは思いもし
なかった。すかさず本や雑誌をいろいろ買い込んで勉強。

 簡単に説明しよう。様々な介護サービスを受けるためには、自ら申請して、ど
の程度の要介護度であるかを認定してもらわなくてはならない。そしてその要介
護度のランクによって、定められた限度額のサービスを受けられる。
 
 どのようなサービスを受けるか、それをコーディネートしてくれるのが、ケア
マネージャー。自分や家族でケアプランを立てることもできるらしいが、なにし
ろ介護については右も左もわからないし、プロである第3者に客観的にサポート
してもらった方がいいと思った。要介護認定の申請も、ケアマネに頼めるという
ので、まずは『ケアマネ探しの長〜い旅』が始まった。

 Mさんがくれた市内のケアマネリストには、ざっと50〜60名くらい載って
いただろうか。そのほとんどが老人介護施設やホーム、病院と関連があるようだ
った。でも、どの人にお任せしたらいいものか、皆目見当もつかない。

 色々と相談に乗ってもらうのに、やはり家に近い方がいいだろうと考え、とり
あえず4名に絞り込んだ。早々にアポを取り、とある1日、母ヤスコとふたりで、
順番に会いに行き話をしてみることに。こういう時、俄然張り切る、段取り好き
な(ダンドリストともいう)私。
 
 ひとりめ。以前祖母が入院していた病院に、併設されている介護施設のケアマ
ネさん(女性・50代前半くらい)。父ヨシオの病状と、自宅で介護したい旨を
一生懸命話した。ところが、このケアマネさんはよくわからない方で、「はあ」
とか「へえ」とかいう感じで、何一つ具体的な話はしてくれない。こちらも何を
訊いたらいいのかすらわからない状態なので、もうさっぱり何がなんだか。
 お互い黙ったままのお見合いみたいになったので、「じゃあ検討させていただ
きます」と言って施設を後にしたけど、「絶対この人じゃダメだな」と思った。

 ふたりめ。割と大きな病院に属している事業所のケアマネさん(女性・50代
後半くらい)。この方は看護婦歴が長いそうで、頼れそうな感じではあったが、
もの凄いおしゃべりな近所のおばちゃんという感じ。ひとしきり一方的に話した
後、もう契約書を引っ張り出してくる勢い。もちろんその場で決めたりはしなか
ったが、エネルギーを吸い取られて、なんだか疲れてしまった。

 さんにんめ。家から一番近い事業所のケアマネさん(女性・40代後半くら
い)。話すこともまあしっかりしているし、押しつけがましくもないので、今ま
での二人に比べたら、まあいいか…と私は思っていた。ところが話している内に、
とある思想の団体が関係している病院の(まわりくどくてスイマセン)関連だと
判明したので、母が拒絶反応。
 なかなか「これ!」というケアマネはいないなあ〜と、疲労も手伝い、ちょっ
とブルーになる。

 ところが、いたのだ!よにんめが!!

 このケアマネさんは、実はオマケだったのだ。前出のソーシャルワーカーMさ
んが、「そういえば、このリストには載っていないけど、親しいケアマネがいる」
とついでに教えてくれたのが、最後に会いに行った、特養老人ホーム付属在宅介
護支援センターのケアマネ・Sさん(男性・30代半ば)。「男の人かあ。どう
かねえ?」と疑心暗鬼だったが、爽やかに現れた彼は、熱心に話を聞いて、色々
なケースについて具体的な話も聞かせてくれた。とても気さくな人柄で、知識も
豊富。私と母は、すっかりSさんに骨抜きにされ、心を決めたのであった。

 …なんて書くと、まるで話のうまいホストにでもはまったようであるが、実際
彼は、ホームの人気者。おじいちゃん・おばあちゃんのアイドルなのだ。

 その後Sさんは、父ヨシオの病床に会いに来て、つつがなく要介護認定の申請
をしてくれた。改築を余儀なくされている自宅も見に来て、細かいアドバイスも
くれる。軽〜いフットワークで、忙しい中をあちこち走り回って、明る〜い笑顔
で力づけてくれる。全く至れり尽くせりで、あの混沌とした時期を、なんとか乗
り切れたのは、Sさんのお陰と言っても過言ではない。

 七緒を良く知るあなたは、「うむ、七緒の奴、惚れたな!?」と、思っている
でしょ?残念ながら、Sさんには可愛い奥さんと、お子さんがいるんだなあ〜。
こんないい人を、女性達が放って置くわけないって!ケアマネとダーリンを同時
にゲットできるほど、世の中そんなに甘くはないさ。

 冗談はさておき…。後々わかったことだが、Sさんは市内いや県内有数の敏腕
ケアマネで、その人望でリーダー的存在らしい(カリスマ・ケアマネ?)。いや
はや、『残り物には福がある』状態ではあったけど、よくもこんないいケアマネ
さんに巡り会えた…と、今でも感謝でいっぱいなのよ、ヨシオファミリーは。
これからもSさん、よろしくね!
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■□■…………………………… 今日の母ヤスコ …………………………■□■

 父ヨシオと、プロ野球の話をしていた。パ・リーグの指名打者制について。そ
れを聞いていた母ヤスコ、「セ・リーグとパ・リーグって、どう分けてるの?」
あまり野球には詳しくない私は、「さあ〜、どうなってるのかねえ?」などとい
い加減な事をぼそぼそ言っていた。そこへ母は追い打ちをかけた。
「巨人は、セ・リーグ?パ・リーグ??」
あまりに堂々と訊かれ、一瞬言葉が出なかった。無邪気な還暦・母ヤスコ万歳!
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■□■…………………………… 編 集 後 記 …………………………■□■

 もうハナミズキが咲き始めましたね。あの清楚な白やピンクの花を見ると、初
夏を感じます。半袖が気持ちいい!ビールも美味い!!結局、花よりビールな私
なのね…。旅行先で、地ビールをしこたま飲むのが楽しみですわ。

●今日の格言 『またビール園見学に行って、試飲しちゃおうかな〜』
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