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□■□■□ 【七緒のスチャラカ★介護日記】
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□■□■□────────────── 2001.10.02 ── Vol.0005 ─

左半身マヒとなった父ヨシオ。母ヤスコと長女・七緒が自宅での
介護を決意した!お気楽3人家族の、手探り介護マガジンです。

──CONTENTS───────────────────────────── ────────────────────────────────────

■□■…スチャラカ日記 『父の食生活』 10月2日……■□■

 父ヨシオはちょっと太り気味。七緒が生まれた頃はスマートだったが、年を重ねるにつれどんどん貫禄がついてきていた。

 身長はそれほど高くはない。でも、お腹周りのお肉がすごくて、その割に脚は細い。マザーグースに出てくる『ハンプティー・ダンプティー』みたいな体型。

 脳梗塞で倒れてから4ヶ月間の入院生活で、一時はずいぶん痩せた。食事が管理されている上に、リハビリ中心の生活で運動量もあったから。ところが退院して自宅に帰った途端に、5キロ程リバウンドしてしまった。

 通院でリハビリに行くと、先生から「ん?随分体重増えてませんか?」と、すかさずチェックが入る。身体が重いと、右脚だけでは支えきれないし、心臓にも負担がかかる。とにかく、良いことはひとつもないのだ。

「自宅ではどうしても運動量が少なくなるので、ご家族が食事に気をつけて、こ れ以上体重を増やさないようにしてくださいね」と、先生はおっしゃる。

 母も私も太めだし、こうなったら家族全員でダイエットだ!!と、決意。  でも、母は面倒なカロリー計算などは苦手だし、七緒は料理自体がすでに苦手だ。そこで、簡単な制限を設けることにした。

1.おかずは野菜中心。油ものは減らして、ご飯も少な目に。
2.間食はやめる。
3.お酒は少しなら良し。
たったこれだけなのに、それすらもなかなかうまく行かないのだった。

1について
母ヤスコは『糖尿病のためのメニュー』なる本を参考に、野菜中心のメニューを作る。が、父ヨシオは「生野菜なんかうまくない」と言って、残してしまう。  
じゃあ、他のおかずは後から出して、先に野菜でお腹一杯にさせようかと思うが、 そんな悠長な事もしてられない。他のおかずが冷めちゃし、母は食卓にたくさんのお皿が並ばないと気が済まない。

2について
父は間食が大好き。お饅頭もケーキもお煎餅もピーナッツもさきいかも、なんでも来いだ。以前はテレビを見ながら、常に何かをポリポリやっていたが、今はひとりではお菓子を出してくることもできないので、だいぶ間食は減った。
けれど、母も七緒もお菓子は嫌いではないので、コーヒーだけにしておけばいいものを、ついお煎餅一枚、クッキー二枚と出してしまう。

3について
病気をする前は、毎晩晩酌を欠かさなかった父。入院中はもちろん禁酒だが、自由になるとやはり少しは飲みたい。「飲み過ぎはダメ」と言いながら自分がガブガブ飲むわけにもいかず、大好きなビールを少し我慢する七緒。

 そんな調子で真剣に取り組まないくせに「太るよ」「痩せないねぇ」などと言われるので、「じゃあ、もう、何も食べない!!」とへそを曲げる父ヨシオ。 「夕飯はパン一個でいい」などと言われると、こちらも困ってしまう。そういう 事じゃないんだよねー。

 でも、この頃思うのだ。

 父が風邪を引いたり、具合が悪いときは、本当に食欲が落ちる。少しでも食べて欲しいのに、食べられない。そんな父を見るのは、相当に辛い。それに比べれば、食べられるのは健康な証拠だ。食べたい物も食べられずに、やせ細ったってしょうがないし、数少ない楽しみくらい好きにさせてもいいじゃないか。デブ万歳!(←すいません、調子に乗りました…)

 冗談はさておき、基本的にスチャラカな家族です。それほどきっちりしなくても、そこそこにセーブしながら適当にやって行こうか…といういい加減な方針に なってしまいました。肩肘張らずに、そんなでもいいじゃん?先の長い介護生活なんだから、さ。

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■□■……………………… お便りコーナー ……………………■□■

こんなメールをいただきました。
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この前に父TDLに行くの巻を読んでいてふと思い出したのですが。

夏休み、ドラえもん展に行ったとき、ドラちゃん型の風船が 800円もするけど数日したらしぼむだろうに、けっこう売れていて。

小さい子供って目線に入らないけど風船持ってたり、 ベビーカーについていたりすると、目に入って、こちらも避けることが できたので安全にも一役買っていたようです。あるいははぐれた時の目印か? 車椅子にもミッキーの風船でもつけといたら少しは違ったかもしれませんね。
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風船かあ。それは気付きませんでした。ただかわいいだけじゃなくて、そんな使い方もあったのね。父ヨシオは目立ちたがり屋だし、そういう照れはないので、 いいかもしれません。『父ヨシオここにあり!』という専用風船でも作って、車 椅子にくくりつけておくか?のぼりでもいいかな。『父ヨシオ見参!』とか。

 メール、ありがとうございます。色んなご意見や情報をいただくと、本当にいい参考になります。これからも、皆さん、よろしくね〜。

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■□■………………………… 今日の母ヤスコ …………………………■□■

 「旅行用に、歩きやすい靴が欲しい」と母が言うので、ある日の午前中、靴屋につき合った。割と若者っぽいソールで、甲にファスナー(母流に言えばチャック)のついた靴を見立ててあげたら「あら、歩きやすい!これにしよう」と即決。 ところがその日の午後「なんだかきつくてチャックがあがらない」と言う。午後になると足はむくむからね。靴選びは午後に。これ、鉄則だったっけ。

 後日ワンサイズ大きいのに取り替えに行った。その場で履いてみればいいものを、サイズだけ確認して車に戻ってから履いてみたら、それでもきつかったらしい。結局、三度手間をかけて、全然違うデザインの靴に取り替えてもらった。そ れも、私の見るに、いつも履いているようなのと、あまり変わり映えのしない…。 う~ん。いつもながら、詰めの甘い母ヤスコであった。

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■□■………………………… 編 集 後 記 …………………………■□■

 先週はお休みしてすみません。お見舞いメールをくださった方々、ありがとう。 季節の変わり目、皆さんも身体に気をつけてくださいね。
友達の結婚式で、ブーケをゲットしそびれました。でも、優しい彼女は、お色直し用のブーケをくれましたので、次の次には結婚できるかなぁ?

●今日の格言 『期待しないで諦めない』(特に異性関係に、ね!)

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